プリセット音色は鳴らせるのに、いざ自分で音を作ろうとするとどこから触ればいいか迷う。シンセサイザーを使い始めた頃に、多くの方がぶつかる壁ではないでしょうか。
結論から言えば、減算方式のシンセの音作りは「波形を選ぶ→フィルターで削る→エンベロープで時間変化をつける→LFOで揺らす」という順番で組み立てられます。この流れと、各セクションが音の何を担当しているかを掴めば、プリセットを下敷きにした調整も、ゼロからの音作りも見通しが立ちます。
この記事では、Sound Picks編集部が制作・収録の現場で触ってきた感覚をもとに、オシレーター・フィルター・エンベロープ・LFOの役割と「触る順番」、ベースやリードの作り分け、そして音響メディアらしく作った音を録る・配信するときのレベル管理までを順に解説します。シンセそのものの仕組みや種類は「シンセサイザーとは」で扱っているため、本記事は音作りの実践に絞ります。
INDEX≡目次
- 1シンセの音作りは「波形→フィルター→エンベロープ」で組み立てる
- ►減算合成とは|倍音を削って音色を作る
- ►触る順番|波形を選び、カットオフとADSRで整える
- ►VCO・VCF・VCAという共通の枠組み
- 2オシレーター|波形で音の素を決める
- ►代表的な波形と向く音
- ►複数オシレーターとデチューンで厚みを出す
- 3フィルター|カットオフとレゾナンスで音色を彫る
- ►カットオフ|どこから削るかで明るさが決まる
- ►レゾナンス|削る境目を強調する(Q)
- ►フィルタースロープ|12dB/octと24dB/oct
- 4エンベロープ(ADSR)|時間で音量と音色を動かす
- ►ADSRの4つの役割
- ►音量エンベロープとフィルターエンベロープ
- ►ベース・リード・パッドでのADSRの傾向
- 5LFOとモジュレーション|音に動きを加える
- ►LFOの基本|レート・デプス・かけ先
- ►簡単な音作りパッチ例|ベース・リード・パッド
- 6作った音を録る・配信する|ライン出力とレベル管理
- ►ライン出力とステレオ接続
- ►音作りを変えたらレベルも見直す
- 7よくある質問(FAQ)
- ►Q1 音作りはどこから触ればいいですか?
- ►Q2 ローパスとハイパスはどう使い分けますか?
- ►Q3 レゾナンスを上げると甲高い音が出るのはなぜですか?
- ►Q4 ADSRのサスティンだけ「レベル」なのはなぜですか?
- ►Q5 ソフトシンセとハードシンセで音作りの考え方は変わりますか?
- ►Q6 録音すると音が歪む、または小さくなるのはなぜですか?
- 8まとめ|触る順番を覚えれば音作りは整理できる
シンセの音作りは「波形→フィルター→エンベロープ」で組み立てる
シンセの音作りは、倍音を多く含んだ素の音から不要な成分を削っていく「減算合成」の考え方が土台です。音は大きくオシレーター(音の素)、フィルター(音色)、アンプ(音量)の3ブロックを通り、そこへエンベロープ(時間変化)とLFO(周期的な揺れ)が加わります。この骨組みを押さえることが、音作りの出発点になります。
減算合成とは|倍音を削って音色を作る
減算合成(サブトラクティブ・シンセシス/Subtractive Synthesis)とは、倍音を豊かに含んだ波形を用意し、そこから不要な周波数成分をフィルターで削って目的の音色に近づける方式です。彫刻のように、大きな素材から削り出していくイメージに近いと言えます。入門でもっとも標準的な方式で、アナログシンセの多くがこの考え方で動いています。
足し算ではなく引き算で音を作るため、まず素材となる波形を決め、次にどこまで削るかを決める、という順序が自然です。この「素材→削る→動かす」の流れが、これから解説する各セクションの並びそのものになっています。
触る順番|波形を選び、カットオフとADSRで整える
音作りで迷ったら、波形を選び、フィルターのカットオフを動かし、エンベロープ(ADSR)を整え、最後にLFOで動きを足す、という順で進めると掴みやすいです。編集部でシンセに不慣れなスタッフへ説明するときも、まずプリセットを鳴らし、フィルターのカットオフとADSRのアタック・リリースだけを動かしてもらいます。この2か所だけでも音の印象は大きく変わり、各セクションが何を担当しているかが体感で分かるためです。
波形を選び直すのは、目指す音の「明るさ」や「芯」が現状と大きく違うと感じたときで十分です。いきなり全パラメーターを動かすより、効きの大きいところから順に触るほうが、結果として早く目的の音に近づきます。
VCO・VCF・VCAという共通の枠組み
減算式のシンセは、メーカーや機種が違っても基本構造は共通しています。Rolandは音作りの3つの基本ブロックを、VCO(Voltage Controlled Oscillator=電圧制御オシレーター)、VCF(Voltage Controlled Filter=電圧制御フィルター)、VCA(Voltage Controlled Amplifier=電圧制御アンプ)と整理しています。オシレーターで素材を作り、フィルターで音色を彫り、アンプで音量を制御する、という役割分担です。
この枠組みは特定メーカー固有のものではありません。KorgのminilogueはRolandと同様、公式仕様で2VCO・1VCF・2EG・1VCA・1LFOという構成を採っており、MoogもSequentialもVCO/VCF/VCAの考え方を土台にしています。パネルの呼び名やツマミの数は機種ごとに違っても、信号の通り道は同じだと捉えておくと、別のシンセに持ち替えたときも迷いません。
オシレーター|波形で音の素を決める
オシレーターは、音の素となる波形を発生させるセクションです。ここで選ぶ波形によって音に含まれる倍音の量が決まり、音の「明るさ」や「芯」といった基本キャラクターが方向づけられます。フィルターで削る前の素材を選ぶ工程、と捉えると役割がはっきりします。

代表的な波形と向く音
代表的な波形には、ノコギリ波、矩形波(パルス波)、三角波、サイン波、そして音程を持たないノイズがあります。それぞれ倍音の含み方が異なります。
ノコギリ波は倍音を豊かに含み、明るく華やかな音です。Moogの資料でも、ノコギリ波はリードに向く倍音豊かな波形として位置づけられています。フィルターで削りしろが大きく、ベースからリードまで幅広く使える万能型と言えるでしょう。矩形波・パルス波は奇数倍音が中心で、芯のある中空な音色になり、ベースや笛のような音に向きます。三角波は倍音が少なく柔らかい音で、ベースやアンビエントな音に合う波形です。サイン波は倍音をほとんど含まない純音に近く、サブベースや効果音の素材として使われます。ノイズは音程を持たず、打楽器や風・波の効果音に用いる素材になります。
迷ったら、削りしろの大きいノコギリ波から始めると、フィルターの効果を体感しやすいです。
複数オシレーターとデチューンで厚みを出す
多くのシンセは複数のオシレーターを備えており、これらをわずかに音程をずらして重ねると、音に厚みとうねりが生まれます。これがデチューンです。Moogの名機Minimoog Model Dは3基のオシレーターを搭載し、これらをわずかに離調させて重ねることで、あの太く厚みのある音を生み出しています。
2基のオシレーターを使えるKorg minilogueのような機種でも、片方をオクターブ下に設定して低音を足したり、わずかにデチューンして広がりを出したりと、素材の段階で音の土台を作り込めます。厚みが欲しいときは、フィルターで作り込む前にオシレーターの重ね方を見直すと近道になる場面が多いです。
フィルター|カットオフとレゾナンスで音色を彫る
フィルターは、オシレーターが作った音から特定の周波数成分を削るセクションで、音色づくりの中心です。もっともよく使うのは高い周波数を削るローパス・フィルターで、「どこから削るか」を決めるカットオフと、「削る境目を強調する」レゾナンスの2つが操作の要になります。
カットオフ|どこから削るかで明るさが決まる
カットオフ(cutoff、遮断周波数)とは、フィルターが周波数成分を削り始める境目の周波数です。ローパス・フィルターでカットオフを下げていくと、高い倍音から順に削られ、音はこもって暗くなります。逆に上げれば倍音が残り、明るく開いた音へと変わります。音の「明るさ」を一本のツマミで連続的に変えられる、もっとも効きの大きいパラメーターと言えるでしょう。
編集部でも、プリセットを試聴するときはまずカットオフを上下させて、その音がどれだけ倍音を持っているかを確かめています。カットオフを動かすだけで使えそうかどうかの当たりが付くため、音色選びの最初の一手として役立つ操作です。
レゾナンス|削る境目を強調する(Q)
レゾナンス(resonance)は、カットオフ周波数のすぐ近くを持ち上げて強調する働きで、機種によってはエンファシスやQと表記されます。レゾナンスを上げると、カットオフ付近に「クセ」や「鳴き」が生まれ、ワウのような表情やシンセらしい個性が加わります。
ただし上げすぎると音が痩せたり、機種によってはフィルター自身が発振して甲高い音が混ざる場合があります。Moogのラダー・フィルターのように、レゾナンスを最大付近まで上げると自己発振する設計も存在します。少しずつ上げて効きを確かめるのが扱いの基本です。
フィルタースロープ|12dB/octと24dB/oct
フィルターには、カットオフを境に「どれだけ急に削るか」を示すスロープ(傾き)があります。スロープは1オクターブあたり何デシベル下がるかで表され、フィルターの極(pole)の数で決まります。
1極(1-pole)は6dB/oct、2極(2-pole)は12dB/oct、4極(4-pole)は24dB/octと、極が1つ増えるごとに6dB/octずつ急になります。12dB/octは緩やかに削るため倍音が残りやすく、24dB/octははっきり削れて輪郭が出る傾向です。Moogのラダー・フィルターは4極の24dB/octで、高域を十分に削りつつ芯を残す効きが、あの音色を支えています。同じカットオフ値でも、スロープが違えば削れ方が変わる点を知っておくと、フィルター切り替えのあるシンセを使いこなしやすくなるでしょう。
エンベロープ(ADSR)|時間で音量と音色を動かす
エンベロープは、音量や音色が時間とともにどう変化するかを決める仕組みです。鍵盤を押してから離すまでの音の輪郭を描く役割で、もっとも一般的なのがADSRの4段階です。波形とフィルターで「音色」を決めたら、エンベロープで「動き」を与える、という順序になります。
ADSRの4つの役割
ADSRは、Attack(アタック)、Decay(ディケイ)、Sustain(サスティン)、Release(リリース)の頭文字です。Rolandの定義では、伝統的なエンベロープの4つのステージとされています。
アタックは、鍵盤を押してから音量が最大に達するまでの立ち上がりの時間です。ディケイは、最大に達した音量がサスティンのレベルまで下がるまでの時間を指します。サスティンだけは時間ではなくレベルで、鍵盤を押し続けている間に保たれる音量を決めます。リリースは、鍵盤を離してから音が消えるまでの余韻の時間です。Rolandの解説でも、ドラムはアタックが鋭くサスティンがほぼ無くリリースも短い、バイオリンはアタックが緩やかでサスティンが長くリリースもゆっくり、という形でADSRの違いが示されています。
音量エンベロープとフィルターエンベロープ
エンベロープは音量だけでなく、フィルターのカットオフにもかけられます。多くのシンセは音量用とフィルター用に2系統のエンベロープを備えており、Korg minilogueも公式仕様で2EG(2基のエンベロープ・ジェネレーター)を搭載しています。
フィルターエンベロープでカットオフを時間変化させると、弾いた瞬間だけ明るく開いてすぐ閉じる、といった音色の動きを作れます。シンセらしい「ビヨーン」とした音や、アタックだけ煌びやかなプラック系の音は、このフィルターエンベロープの使い方から生まれます。音量とフィルター、2つの時間変化を組み合わせれば、表現の幅は大きく広がるでしょう。
ベース・リード・パッドでのADSRの傾向
音作りの目的によって、ADSRの設定には傾向があります。ベースは鍵盤を押した瞬間に立ち上がってほしいため、アタックを速く、リリースを短めにして輪郭をはっきりさせる方向が基本です。リードは演奏の表情を出すため、アタックをやや持たせ、サスティンを確保して伸ばす設定が扱いやすいです。
パッドのように背景で広がる音は、アタックとリリースを長く取り、ふわっと立ち上がってゆっくり消える形にすると、和音が滑らかに重なります。これらはあくまで出発点の傾向で、実際の値は音源や曲に合わせて調整します。まずこの傾向どおりに設定してから、耳で詰めていくと迷いにくいです。
LFOとモジュレーション|音に動きを加える
LFO(Low Frequency Oscillator/ロー・フリケンシー・オシレーター)は、可聴域より低い遅い周期の信号を作り、ほかのパラメーターを周期的に揺らすセクションです。Rolandの定義では、可聴範囲より低い周波数で動くオシレーターとされ、一般に20Hz以下の領域を指します。音そのものとしては聞こえず、ほかの要素を動かすことで効果が現れます。
LFOの基本|レート・デプス・かけ先
LFOで押さえるのは、レート(揺れの速さ)、デプス(揺れの深さ)、そして「何にかけるか」の3点です。Rolandの解説によれば、LFOでオシレーターのピッチを揺らせばビブラート、フィルターのカットオフを揺らせばフィルタースイープ、VCAのゲイン(音量)を揺らせばトレモロになります。
かけ先によって効果がまったく変わるため、まず1つのかけ先に絞り、レートとデプスを動かして効きを確かめるのが分かりやすいです。深くかけすぎると不自然に揺れるので、最初は浅めから始めると整えやすくなります。
簡単な音作りパッチ例|ベース・リード・パッド
ここまでの要素を組み合わせると、目的別の音作りが見えてきます。ベースなら、波形はノコギリか三角、ローパスでカットオフをやや下げて低音を太く、ADSRはアタック速め・リリース短めで輪郭を出すのが基本です。LFOはかけないか、ごく浅くに留めると音が締まります。
リードなら、ノコギリ波を主軸にデチューンで厚みを足し、カットオフは中〜高めで明るさを残すのが定番です。ADSRはアタックを少し持たせてサスティンを確保し、LFOをピッチへ浅くかけてビブラートを足すと、演奏感が生まれます。パッドは複数オシレーターを重ね、カットオフを抑えめにしてアタックとリリースを長く取り、LFOをカットオフへゆっくりかければ、ゆらめく背景音になります。編集部の経験では、どの音でもLFOをフィルターのカットオフへ薄くかけるだけで、静止した音に呼吸のような動きが生まれ、ぐっと使える音に近づきます。
作った音を録る・配信する|ライン出力とレベル管理
音作りが決まったら、その音をどう外へ出すかも音響メディアでは欠かせません。ハードウェアのシンセの音声出力はライン信号で、マイクやギターより強くレベルの揃った信号として扱います。この前提を押さえると、接続もレベル設定も整理しやすくなります。
ライン出力とステレオ接続
シンセの音声出力は、一般にアンバランスのTSフォーン端子によるライン出力が使われます。デジタルシンセはステレオで音を出すものが多く、その場合は出力がL/Rの2つに分かれているため、ケーブルを2本使ってオーディオインターフェースのライン入力2系統へつなぎましょう。ソフトシンセの場合は、パソコンの音を外へ出すためにオーディオインターフェースが出口を担います。
ステージや収録で出力からミキサーまでの距離が長く、アンバランスのままではノイズが気になる場合は、DI(ダイレクトボックス)を挟んでバランス信号へ変換する手もあります。フィルターの章で触れたカットオフは音の明るさだけでなく音量にも影響するため、音作りを詰めたあとに接続を確認するのが順序として安心です。
音作りを変えたらレベルも見直す
接続できたら入力レベルを整えます。一般的な目安として、シンセ側の出力は最大の70%程度に設定すると扱いやすく、録音側では24ビット収録でピークが-12dBFS前後に収まる程度を基準にすると、歪ませず十分なレベルを確保できます。
この「各段で適切なレベルに整える」考え方がゲインステージングです。注意したいのは、フィルターのカットオフやレゾナンス、エンベロープの設定を変えると音の最大音量も変わる点でしょう。レゾナンスを上げて特定帯域が持ち上がれば、その分ピークも上がります。音作りを変えたら入力レベルも見直す、という習慣が、歪みや音量不足を防いでくれます。なお、フィルターとEQはどちらも周波数を扱う点で似ていますが、用途は異なります。両者の関係は「EQの使い方」で整理しています。
よくある質問(FAQ)
Q1 音作りはどこから触ればいいですか?
プリセットを鳴らした状態から、まずフィルターのカットオフ、次にエンベロープのアタックとリリースを動かすと、変化を掴みやすいです。この2か所は効きが大きく、各セクションの役割を体感できます。波形を選び直すのは、目指す音の明るさや芯が現状と大きく違うと感じたときで十分です。
Q2 ローパスとハイパスはどう使い分けますか?
ローパスは高い周波数を削るフィルターで、音をこもらせたり倍音を整えたりする音作りの主役です。減算合成ではローパスを使う場面が大半を占めます。ハイパスは低い周波数を削るフィルターで、低音を整理して音をすっきりさせたいときや、他の音と重なる帯域を空けたいときに使います。
Q3 レゾナンスを上げると甲高い音が出るのはなぜですか?
レゾナンスはカットオフ付近の周波数を強調する働きで、上げすぎるとその帯域が過度に持ち上がります。Moogのラダー・フィルターのように、最大付近でフィルター自身が発振し、音程を持った甲高い音を出す設計のものもあります。少しずつ上げて、クセが付きすぎない範囲で止めるのが扱いの基本です。
Q4 ADSRのサスティンだけ「レベル」なのはなぜですか?
アタック・ディケイ・リリースは時間を表すのに対し、サスティンは鍵盤を押し続けている間に保たれる音量、つまりレベルを表すためです。アタックで立ち上がり、ディケイでサスティンのレベルまで下がり、その音量を保ち続け、鍵盤を離すとリリースで消える、という流れの中で、サスティンだけが「どの高さで保つか」を担っています。
Q5 ソフトシンセとハードシンセで音作りの考え方は変わりますか?
オシレーター・フィルター・エンベロープ・LFOという基本構造は共通で、音作りの考え方は変わりません。違うのは音の出口で、ハードシンセは本体のライン出力から音を出し、ソフトシンセはオーディオインターフェース経由でパソコンの音を出します。パラメーターの触り方そのものは同じ枠組みで考えられます。
Q6 録音すると音が歪む、または小さくなるのはなぜですか?
音作りで音量が変わったのに入力レベルを見直していない場合に起こりやすいです。レゾナンスやエンベロープの設定で最大音量は変動します。シンセ出力を最大の70%程度に抑え、収録側でピークが-12dBFS前後に収まるよう調整し、各段のレベルを整えるゲインステージングを意識すると改善します。
まとめ|触る順番を覚えれば音作りは整理できる
シンセの音作りは、オシレーターで波形を選び、フィルターのカットオフとレゾナンスで音色を彫り、エンベロープ(ADSR)で時間変化を与え、LFOで動きを足す、という順で組み立てられます。減算合成の「素材を用意して削る」という考え方と、VCO・VCF・VCAという共通の枠組みを押さえれば、機種が変わっても同じ手順で音を作れます。
そして音響メディアの視点で大切なのは、作った音を最終的にどう外へ出すかです。ライン出力とステレオ接続、音作りに連動したレベル管理まで意識できると、音作りと収録・配信が一本の線でつながります。仕組みそのものをさらに知りたい場合は「シンセサイザーとは」も合わせてご覧ください。