配信のマイク選びで迷っていませんか。機種ランキングを眺めるほど、自分の用途に合う一本が見えにくくなる場面が少なくありません。
配信用マイクは、USB完結で始めるか、XLR+オーディオインターフェース構成で組むかの分岐から決まります。手軽さを優先するならFIFINE K688やBlue Yeti、Elgato Wave:3、SHURE MV7+が候補に入り、本格運用へ進むならSHURE SM7Bやaudio-technica AT2020/AT2035が選択肢になります。
本記事では、Sound Picks編集部が現場で得た判断軸をもとに、主要8機種を公式仕様とともに横並びで整理し、用途別・予算別の推奨まで提示します。
INDEX≡目次
- 1配信用マイク選びは「USB完結かXLR構成か」で最初に分かれる
- ►USBマイクの強みと向かない場面
- ►XLR+オーディオインターフェース構成が向くケース
- ►編集部が現場で見た「乗り換えの分岐点」
- 2USBマイクのおすすめ|FIFINE K688・Blue Yeti・Elgato Wave:3・MV7+
- ►FIFINE AmpliTank K688:USB/XLR両対応の入門ダイナミック
- ►Blue Yeti(Logicool G):4指向性切替の定番USBコンデンサー
- ►Elgato Wave:3:配信ソフトと相性の良いUSBコンデンサー
- ►SHURE MV7+:USB-C+XLR同時出力で乗り換えやすい一本
- 3XLRマイクのおすすめ|SHURE SM7B・audio-technica AT2020/AT2035
- ►SHURE SM7B:放送・配信の定番ダイナミック
- ►audio-technica AT2020:入門コンデンサーの基準点
- ►audio-technica AT2035:パッド・ローカット付きの拡張版
- 4用途別の選び分け|ゲーム実況・Vtuber・ポッドキャスト・歌配信
- ►ゲーム実況:単一指向性のダイナミックが扱いやすい
- ►Vtuber:声質を素直に拾えるコンデンサーが候補
- ►ポッドキャスト:低ノイズと近接効果の制御が鍵
- ►歌配信・ASMR:最大SPLとノイズフロアで決まる
- 5スペックの読み方とループバック・ゲイン要件
- ►指向性パターンと周波数特性の見方
- ►感度・最大SPL・S/N比が示す現場性能
- ►ループバックとモニタリング、ゲイン不足の対処
- 6予算別セット例|〜1.5万・〜3万・〜6万円
- ►〜1.5万円:USBマイク完結ですぐに始める
- ►〜3万円:USB上位機かXLR入門セットで音質を底上げ
- ►〜6万円:SM7Bクラス+I/Fで本格運用へ
- 7まとめ
- 8よくある質問
- 9関連リンク
配信用マイク選びは「USB完結かXLR構成か」で最初に分かれる
配信用マイクは、USB完結で始めるかXLR+オーディオインターフェース構成で組むかの分岐が出発点です。USBは導入が手軽で配線が少なく、XLRは拡張性と最大ゲインで勝ります。自分の配信スタイルと将来の機材変更余地を踏まえ、入口を選ぶのが先決です。
一人雑談/ゲーム配信に向く。
ゲスト・楽器・本格配信に向く。
+Focusrite Scarlett Solo / UA Volt 176
USBマイクの強みと向かない場面
USBマイクは、パソコンに直接つなげて始められる点が最大の利点です。多くのUSBマイクはヘッドフォン出力を内蔵し、低レイテンシのモニタリングにも対応します。一方、後からマイクだけを差し替えにくく、複数本同時運用にも弱く、I/F側のゲインを上げて拾える音の余裕を確保しにくい、という限界もあります。
一人で雑談配信を続ける用途には十分でも、ゲストや楽器が増える展望があるなら設計を見直す価値があります。
XLR+オーディオインターフェース構成が向くケース
XLRとは、3ピンのバランス接続を採るプロ用音声端子のことです。オーディオインターフェース(I/F)とは、アナログの音声信号をデジタルに変換してパソコンへ送り、ゲイン調整やファンタム電源供給も担う機材です。ファンタム電源(Phantom Power、+48V DC)とは、コンデンサーマイクへI/Fから給電する電源のことを指します。
複数マイクを同時に扱う、ゲイン要件のあるマイク(SHURE SM7Bなど)を使う、楽器を同時録音する、といった展望があるなら、Focusrite Scarlett SoloやUA Volt 176、YAMAHA AG03MK2のようなI/Fを組み合わせるXLR構成が向いています。I/F選びは「配信機材のおすすめ構成」で詳しく整理しています。
編集部が現場で見た「乗り換えの分岐点」
Sound Picks編集部が小規模ライブハウスのトーク配信を手伝った際、登壇者3名のマイク音量を即座に整える場面が出てきました。USBマイク1本では入力数が足りず、I/Fとミキサーを組み合わせる構成に切り替えています。雑談・ゲームの一人配信ならUSBで十分でも、ゲスト・楽器・複数音源が見えてきた時点が、乗り換えを検討する典型的な分岐点と言えます。
USBマイクのおすすめ|FIFINE K688・Blue Yeti・Elgato Wave:3・MV7+
USBマイクは、ダイナミックならFIFINE K688とSHURE MV7+、コンデンサーならBlue YetiとElgato Wave:3が代表的な比較対象です。ダイナミックは環境ノイズに強く、コンデンサーは声質の細部まで拾えます。自宅環境の静けさと用途で判断するのが現実的です。
| 機種 | 方式 | 接続 | 指向性 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| FIFINE K688 | ダイナミック | USB-C/XLR | カーディオイド | 入門価格帯・後にXLR移行可能 |
| Blue Yeti | コンデンサー | USB-A | 4指向性切替 | 本体ノブで指向性物理切替 |
| Elgato Wave:3 | コンデンサー | USB-C | カーディオイド | Wave Link/Clipguard搭載 |
| SHURE MV7+ | ダイナミック | USB-C/XLR同時 | カーディオイド | MOTIV MIX DSP/LEDタッチパネル |
FIFINE AmpliTank K688:USB/XLR両対応の入門ダイナミック
FIFINE AmpliTank K688は、USB-CとXLRの両出力を備えるカーディオイドダイナミックマイクです。FIFINE公式情報によると、周波数特性は50Hz〜16kHz、感度は-50dB±3dB、S/N比は80dB以上とされています。USB-Cではゲインコントロール、リアルタイムモニタリング、タッチセンシティブミュートが使え、後からXLR+I/F構成へ移行する余地も残ります。
1万円台でUSB/XLR両対応のダイナミックを試したい層に向く一台。XLRケーブルは別売の販売形態もあるため、購入前に同梱物を確認してください。
Blue Yeti(Logicool G):4指向性切替の定番USBコンデンサー
Blue Yetiは、Logicool Gが展開するトリプルカプセル設計のUSBコンデンサーマイクです。Logicool G公式情報によると、単一指向性・無指向性・ステレオ・双方向の4つの指向性パターンを本体ノブで物理切替できます。標準モデルはUSB-A接続で、パソコンへ直結できる手早さが特長です。コンデンサーゆえに周辺ノイズを拾いやすいため、自宅環境の静けさが前提になります。
Elgato Wave:3:配信ソフトと相性の良いUSBコンデンサー
Elgato Wave:3は、USB-C接続のカーディオイドコンデンサーマイクで、無料ソフトWave Linkで複数音源のミキシングを扱えます。Elgato公式情報では、本体上面にミュート用ダイヤルを備え、過大入力を抑えるClipguard技術を搭載するとされています。なお、初代Wave:3と新世代Wave:3 MK.2は併売されており、MK.2はClipguard 2.0とWave FX Processor連携を強化しています。OBSやStreamlabsと組み合わせて運用する層に向きます。
正面狙い・配信定番
全方向均等・複数人
前後拾い・対談に
左右広がり・楽器
SHURE MV7+:USB-C+XLR同時出力で乗り換えやすい一本
SHURE MV7+は、USB-CとXLRの同時出力に対応するカーディオイドダイナミックマイクです。SHURE公式情報では、USB-C接続時にMOTIV MIXデスクトップアプリで内蔵DSP(オートレベル、デジタルポップフィルター、リアルタイムデノイザー、リバーブ)を制御でき、3.5mmヘッドフォン出力でモニタリング可能とされています。LEDタッチパネルは色をカスタマイズでき、オーディオレベルメーターとしても機能します。
USBで始めて、後からXLR+I/F構成へ移行できる「乗り換えやすさ」が選定理由になりやすい機種です。
USBマイクの候補として、HyperX QuadCast Sも視野に入ります。HyperX公式情報によると、14mmカプセルを3基搭載したUSBコンデンサーマイクで、周波数特性は20Hz〜20kHz、サンプル/ビットレートは48kHz/16bit、ステレオ・無指向・カーディオイド・双方向の4指向性に対応し、接続はUSB-Cです。RGBライティングと内蔵ポップフィルター、防振ショックマウント、タップミュートを備え、RGB演出を活かしたいゲーム配信者に向きます。コンデンサーゆえに、環境ノイズへの配慮は他のコンデンサー機と同様です。
XLRマイクのおすすめ|SHURE SM7B・audio-technica AT2020/AT2035
XLRで本格運用するなら、SHURE SM7Bはダイナミックの定番、audio-technica AT2020はコンデンサー入門、AT2035はパッドとローカットを備えた拡張版という位置づけになります。I/Fのスペック(最大ゲイン、ファンタム電源、ループバック)と一緒に判断するのが現実的です。
SHURE SM7B:放送・配信の定番ダイナミック
SHURE SM7Bは、カーディオイドダイナミック型のボーカルマイクで、放送と配信の現場で定番として扱われています。SHUREの公式仕様書では、周波数特性は50Hz〜20kHz、開回路感度は-59dBV/Pa(1kHz)、インピーダンスは150Ω、コネクターはXLR3ピンオスとされています。
出力が低く、一般的な使用では+60dB以上のマイクプリゲインが推奨されるため、手持ちのI/Fの最大ゲインが届かない場合は、CloudlifterやFetHeadのようなインラインプリアンプを併用するのが現実解です。
価格・在庫はリンク先(サウンドハウス)でご確認ください。
audio-technica AT2020:入門コンデンサーの基準点
audio-technica AT2020は、カーディオイドのコンデンサーマイクで、宅録と配信の入門機として基準点になる一台です。audio-technica公式情報によると、周波数特性は20Hz〜20kHz、感度は-37dB、最大入力音圧レベルは144dB SPL、S/N比は74dBとされています。
XLR接続で+48Vファンタム電源が要るため、対応I/Fと組み合わせて使います。スタンドマウント同梱、ローカット・パッドはなし。AT2020 USB+は別系統のUSBモデルである点に注意してください。
価格・在庫はリンク先(サウンドハウス)でご確認ください。
audio-technica AT2035:パッド・ローカット付きの拡張版
audio-technica AT2035は、AT2020から一段拡張したカーディオイドコンデンサーで、ローカット・パッド・ショックマウントを備えます。audio-technica公式情報では、周波数特性は20Hz〜20kHz、感度は-33dB、最大入力音圧レベルは148dB SPL、S/N比は82dB以上、ローカットは80Hz(12dB/oct)、パッドは-10dBとされています。歌配信や近接でのナレーション、ASMR寄りの繊細な収録など、SPLに余裕を持たせたい場面で選択肢に入ります。
| 機種 | 方式 | 周波数特性 | 感度 | 最大SPL | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| SHURE SM7B | ダイナミック | 50Hz〜20kHz | -59dBV/Pa | — | +60dB以上のゲイン推奨 |
| audio-technica AT2020 | コンデンサー | 20Hz〜20kHz | -37dB | 144dB SPL | 入門基準・パッド/ローカットなし |
| audio-technica AT2035 | コンデンサー | 20Hz〜20kHz | -33dB | 148dB SPL | 80Hzローカット/-10dBパッド搭載 |
用途別の選び分け|ゲーム実況・Vtuber・ポッドキャスト・歌配信
配信用マイクは用途で推奨が変わります。ゲーム実況とポッドキャストは環境ノイズに強いダイナミック、Vtuberと歌配信は声質を素直に拾うコンデンサーが目安。それぞれの優先軸に合わせて、指向性パターンと接続形式を選び分けます。
ゲーム実況:単一指向性のダイナミックが扱いやすい
ゲーム実況では、キーボード・マウス・コントローラー・空調音を拾わずに声だけを通す要件が前面に出ます。単一指向性のダイナミックマイクが扱いやすく、SHURE SM7B、SHURE MV7+、FIFINE K688が候補です。メカニカルキーボードの打鍵音が気になる現場ほど、ダイナミックの恩恵が大きくなります。マイクアームで口元へ近づける運用が前提です。
Vtuber:声質を素直に拾えるコンデンサーが候補
Vtuber配信では、キャラクター演技や歌唱を含む幅広い表現を素直に拾う要件があります。audio-technica AT2020/AT2035、Elgato Wave:3、Blue Yetiなどのコンデンサーが候補で、防音・吸音とセットで設計します。エアコン音やルームトーンが乗りやすいため、収録部屋の静けさが前提になります。
ポッドキャスト:低ノイズと近接効果の制御が鍵
ポッドキャストは、収録の落ち着きと聞き取りやすさが評価軸です。近接効果(マイクに近づくと低域が膨らむ現象)をコントロールしやすいダイナミックが向き、SHURE SM7B、SHURE MV7+が定番。BGMやゲスト電話を扱うならループバック対応のI/Fとセットで組みます。
歌配信・ASMR:最大SPLとノイズフロアで決まる
歌配信は、最大SPLに余裕があり、近接でも歪まない設計が決め手です。AT2035やWave:3のように148dB SPLクラスを公式に確保している機種が候補です。ASMRは逆に静音性と細部の表情の拾い方が問われ、HyperX QuadCast Sのような近接で繊細な収録ができるモデルも視野に入ります。歌唱・ASMRともコンデンサーが基本軸となり、自宅環境のノイズ管理が前提です。
スペックの読み方とループバック・ゲイン要件
スペック表は、指向性・周波数特性・感度・最大SPL・接続形式・必要ゲインの6軸で読み解けます。配信運用では、ループバック対応の有無と、マイクの感度に対するI/Fのマイクプリゲインの余裕も合わせて確認します。
ループバックはOS/配信ソフト側で処理。
ループバックはI/F機能 or 配信ソフト側で。
指向性パターンと周波数特性の見方
単一指向性(カーディオイド)は正面の音を狙って拾い、背後の音を弱める指向性です。無指向(全指向)は周囲を均等に拾い、双方向(フィギュア8)は前後を拾い側面を抑えます。ステレオは左右の広がりを捉えます。配信は単一指向性が基本で、複数人で囲んで録る場合のみ無指向性が出番になります。周波数特性は、声帯域の中核となる100Hz〜10kHzの素直さがまず大事です。
感度・最大SPL・S/N比が示す現場性能
感度は、同じ音圧をマイクに当てたときの出力電圧で、マイナス値が大きいほど(例:-59dBV/Pa)出力が低く、I/F側のゲイン余裕が要ります。最大SPLは、歪まずに収録できる音圧の上限で、歌や大声では140dB台以上の余裕がほしい場面が出ます。S/N比は無音時の自己雑音の少なさを示し、静かな部屋で生きる指標です。
ループバックとモニタリング、ゲイン不足の対処
ループバックとは、パソコン内の音声とマイク音声をミックスして配信ソフトへ送る機能のことです。BGMやゲーム音、通話アプリの音を配信に乗せるなら、I/FやUSBマイク側のループバック対応を確認します。
SM7Bのように出力の低いマイクでI/Fのゲインが足りない場合は、CloudlifterやFetHeadのようなインラインプリアンプ(マイクとI/Fの間に挟んでクリーンなゲインを足す小型機材)を併用するのが現実解です。
予算別セット例|〜1.5万・〜3万・〜6万円
予算帯ごとに、優先順位と現実的な構成は変わります。〜1.5万円帯はUSB完結でまず始め、〜3万円帯はUSB上位機または入門XLR+I/F、〜6万円帯はSM7Bクラス+中位I/Fで運用を安定させる流れになります。価格は変動が大きいため、本記事では金額を断定しません。以下は2026年5月時点の参考であり、実勢価格は各販売店でご確認ください。
〜1.5万円:USBマイク完結ですぐに始める
最初の一本としては、FIFINE K688、Blue Yeti、HyperX QuadCast Sが候補です。FIFINE K688はUSB/XLR両対応で後の拡張にもつながり、Blue Yetiは4指向性の柔軟さ、QuadCast SはRGBと内蔵ポップフィルターで配信演出にも応えます。
〜3万円:USB上位機かXLR入門セットで音質を底上げ
SHURE MV7+単体でUSB-CとXLRの両運用に備える構成、audio-technica AT2020+Focusrite Scarlett SoloのXLR入門セット、AT2035+Soloの上位入門が候補になります。Vtuberや歌配信でSPL余裕がほしい場合はAT2035側が有利です。
〜6万円:SM7Bクラス+I/Fで本格運用へ
SHURE SM7B+UA Volt 176(またはFocusrite Scarlett 2i2)、必要に応じてインラインプリアンプを追加する構成が現実的です。SM7Bの感度-59dBV/Paに対し、Volt 176や2i2のマイクプリゲインだけで足りるかは入力レベル次第で、足りないと感じたらCloudlifter系の追加で解決します。
まとめ
配信用マイクは、USB完結かXLR+オーディオインターフェース構成かという入口の選択が最も大きな分かれ目です。USB完結で始めたい層にはFIFINE K688、Blue Yeti、Elgato Wave:3、SHURE MV7+の4機が代表的な比較対象で、本格運用へ進む層にはSHURE SM7B、audio-technica AT2020/AT2035が候補となります。
- 用途で見ると、ゲーム実況とポッドキャストは環境ノイズに強いダイナミック、Vtuberと歌配信は声質を素直に拾うコンデンサーが基本軸となる
- スペックは指向性・周波数特性・感度・最大SPL・接続形式・必要ゲインの6軸で読み解き、ループバック対応とI/Fのゲイン余裕を合わせて確認すれば、自分に合う一本が絞り込める
- SHURE SM7Bを選ぶ場合は感度-59dBV/Paに対するI/Fの最大ゲインを確認し、不足ならCloudlifter/FetHedのようなインラインプリアンプを併用するのが現実解となる
配信機材一式の総論や、ミキサー・ハウリング対策・PAの基礎はSound Picksの関連記事でも詳しく扱っています。マイク選びと並行してチェックしてください。価格は変動するため、各販売店でご確認ください。
よくある質問
Q. USBマイクとXLRマイクはどちらがいいですか?
A. 手軽さを優先するならUSB、拡張性と最大ゲインを優先するならXLR+オーディオインターフェース構成が向きます。一人で雑談・ゲーム配信を続ける用途ならUSBマイクで十分な場面が多く、ゲスト・楽器・複数音源が増える展望があればXLR構成が選択肢に入ります。
Q. PC付属のマイクや安価なヘッドセットマイクとの違いは何ですか?
A. 専用マイクは、声帯域に合わせた指向性パターン、最大SPLの余裕、ノイズフロアの低さで差が出ます。打鍵音やエアコン音をどの程度拾うかは、指向性と感度設計の差が直接表れる部分です。視聴者から「キーボード音が気になる」と指摘があれば、単一指向性のダイナミックマイクへの乗り換えが候補になります。
Q. ループバックとは何ですか?
A. ループバックとは、パソコン内の音声とマイク音声をミックスして配信ソフトへ送る機能のことです。BGMやゲーム音、通話アプリの音を配信に乗せたい場合に重宝します。Focusrite Scarlett Solo、UA Volt 176、YAMAHA AG03MK2など、配信向けI/Fの多くが対応しています。USBマイク側で対応するモデルもあります。
Q. SHURE SM7Bはなぜ「ゲインに注意」と言われるのですか?
A. SM7Bは感度-59dBV/Paとダイナミックの中でも出力が低く、一般的な使用では+60dB以上のマイクプリゲインが推奨されます。手持ちのオーディオインターフェースの最大ゲインが届かない場合、ノイズが乗りやすくなるため、CloudlifterやFetHeadといったインラインプリアンプを併用するのが現実解です。
Q. Vtuber配信におすすめのマイクは何ですか?
A. 声質を素直に拾うコンデンサーが基本軸で、audio-technica AT2020/AT2035、Elgato Wave:3、Blue Yetiが候補です。エアコン音やルームトーンが乗りやすいため、収録部屋の静けさと吸音対策を合わせて設計します。歌唱を強く乗せたい場合は最大SPLの余裕があるAT2035やWave:3が選択肢に入ります。
Q. コンデンサーマイクは自宅でも使えますか?
A. 使えますが、自宅環境のノイズ管理が前提です。エアコン、PCファン、隣室の生活音まで拾いやすいため、吸音材やリフレクションフィルターと組み合わせると安定します。雑談配信で環境ノイズを切りたい場合は、ダイナミックマイクへ振り直す判断も現実的です。
